一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • タクシー事業者6

今回もよろしくお願いします。

さて業務上の違反行為についてですが、タクシー乗務で起こる違反とはどのようなものがあるでしょうか。

一般的に多いのが道交法違反で、一部の道路運送法違反です。交差点付近での違反が最も多く、一般車両と同様これはタクシー車両も同じなんですが、2番目以降がスピードと一時停止不履行に駐車違反です。タクシーに付きもののような交差点付近の違反の第一は、お客様の乗降による停車です。皆さんは、ご存知でしょうか。誰でも知っている交差点内及び直近5メートル以内は、一般車両同様に取り締まりを受けるのです。しかも、一番多い利用地点なのにです。また、大きな交差点の左側は左折レーンが多く、ご利用のお客様は直進したい方が多く、馴れていない乗務員がお客様のご注文と道交法の優先順位を間違えてしまい、指定方向外進行禁止違反や時間指定進行禁止違反で取り締まりを受けています。個人タクシーの受験出来ない理由としてトップクラスの違反報告でもあります。

タクシー業務は公共の道路を使用して営業活動を行っているので、道交法が優先順位なのですが、旅客自動車運送事業としての役割から道路運送法の規定も重く、お客様からのクレームを恐れるあまり、精神的な圧迫感から優先順位を間違えてしまうために違反に繋がることも事実として起きています。それはなぜなのか、道交法と道路運送に相対する部分があるからなのです。

それでは次回、業務上の道路運送違反についてお話します。

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