一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

今回は、「年金2000万円問題」について書きたいと思います。

私は最近、「Finacial College」というお金の使い方や守り方が学べるスクールに通いはじめました。

今年3月からフリーランスSEになって、節税の仕方や、年金の仕組み、年金に変わる金融商品はどのようなものがあるのか、お金の話ができる人が欲しかった為です。

このスクールは、たまたまスタッフの人がお知り合いで紹介して頂きました。

そのスクールで開催された「年金2000万円問題の裏側」というセミナーに行ってきました。

私が年金のセミナーに興味をもったのは、会社員から個人事業主に変わって年金を厚生年金から厚生年金に切り替えて、国民年金の受給額が※毎月5万5,464円しか貰えないということです。
(※厚生労働「2016年度厚生年金保険・国民年金事業の概要 調べ)

フリーランスで60歳まで働いたとして毎月5万5,464円しか貰えないというのは、都内では生活できない水準です。
対策として、いまから貯金するか運用してお金を増やしたほうが良さそうですが、このセミナーを聞いて衝撃を受けたのは、「LIFE SHIFT」という本で、将来、100歳以上生きる人の割合が50%を超えるという話でした。
60歳から少額の国民年金だけを貰い、100歳まで生きると仮定したら、どんだけ辛いことか。
私は幸い、親の持ち家があり、ローンも返済されている為、家賃の上では、支払いが少ないと思いますが、このままだと生涯働き続けながら、国民年金を貰うのがが一番得策かなと思いました。
IT業界は、肉体労働ではないので、働ける寿命は将来80歳~90歳くらいは伸びるのではないかと予想しています。

今回のセミナーの「年金2000万円問題の裏側」ですが、
今考えられる将来に備えて行動することと、自分が何歳で生きて、どのくらいお金が必要なのか試算したり、お金の話ができる方とディスカッションしてみたりする機会を増やすのは重要だと思いました。

私は今34歳なので、65歳に国民年金を受給すると想定して、2000万円貯めるとすると・・・
31年間で2000万円の老後資金を用意するためには、2000万円÷31年÷12カ月=約5万3000円の貯金を毎月続けなくてはなりません。
それと、毎月の国民年金5万5,464円と積み立てた貯金5万3000円を合算しても毎月10万8,464円です。
65歳から、31年間、毎月5万3000円を切りくづしても96歳からは、毎月5万5,464円で生活していかないといけない計算になります。
これは、消費税増税(砂糖税やインターネット税なども導入されるかもといった話も)や物価の変動もみていない為、それ以上に生活が苦しくなるのは目に見えてます。
そもそも100歳以上生きるかは、将来になってみないと分からない話ですが、予測を立てて将来に備えておかないと厳しい時代がやってくるのではないでしょうか?

また、貯金だけで老後資金を作るのは簡単ではないため、投資や資産形成を始めるのもありかなと思いました。
ただ、いきなり投資といっても何も知識がないので、まずは、スクールに通って、お金について考える、学べる機会を設けたくてスクールに通っています。

因みに、私は、全国個人事業主協会に所属している為、国民年金を厚生年金に切り替えてます。
厚生年金は、国民年金より受給額が多く、毎月14万7,927円だそうです。
(※厚生労働省「2016年度厚生年金保険・国民年金事業の概要 より)
個人事業主でも厚生年金に入れる事実を知っておけば、将来の不安が少しでも解消されそうですね。
個人事業主は、自らアンテナを張って、仕事面もお金に関しての管理もしっかりしないといけないなと日々感じています。

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玉尾 朗

会社員システムエンジニア歴12年 今年の3月からフリーランスエンジニアを始めました。 主に業務系のアプリの開発に携わっています。 Javaが得意です。

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