一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

ITエンジニアは技術を学ぶだけで良い。
と考えている人は、今はマイノリティだろう。

技術は当然大切だ。
パソコンが出始めてからすごい勢いで技術が進歩している。

ただ勘違いしたくないのは、あくまで技術は「ツール」ということだ。
それを使って何を作り上げるか、が重要なポイントとなる。

そのための要素として、設計能力、実現性、スケジュール等々があるのだが。
プロジェクトから製造途中、完了まで通して必要なのが、コミュニケーションスキルだ。

制作は一人でやるものもあるが、プロジェクトで考えれば顧客やユーザーなどがいる。
ましてや大プロジェクトとなると制作も色々なパートに分かれる。

コミュニケーションがうまくいっているかいないかによって、プロジェクトはスムーズにも進むし炎上もする。
いくつかのプロジェクトをこなしてきた人はそのことはもちろん気付いているだろう。

ということはだ。
ITエンジニアもコミュニケーションスキルを磨いた方が市場価値は高まるということだ。
(技術力は土台なので当然のことながら最低限のものは持っている必要がある)

では、コミュニケーションスキルはどう身に付けるかというと、これはもう人と会話することを重ねるしかない。

コミュニケーションの本を読んでもコミュニケーションスキルは身に付かない。

何でも良い。
思いつく限りのコミュニケーションをしていく。

異業種交流会に出る、友達や家族と話す、合コンに行く、お金があれば夜の街に行く、等々。
やろうと思えばいくらでもコミュニケーションチャンスはある。

肩書きをおろしてプレーンな状況で人が耳を傾けて来てくれるようになったら。
面白がってくれるようになったら。
それはもしかしたらコミュニケーションスキルがついてきたのかもしれない。

もし、相手がつまらなさそうにしていたり、再度声がかからなかったり、会うのを面倒臭がられたりしたら。
まだまだなのかもしれない。

上達の成果を測るのは難しい部分だが、それでもコミュニケーションスキルを身に付けたいと思ったら回数を重ねていこう。

水泳は泳ぐことでしか身に付かないし、コミュニケーションはしゃべることでしか身に付かないのだ。

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今成 匡志

IT業界20年、その中でフリーランスSEは10年になる40代エンジニアです。 新卒と35歳のときにリストラに会った氷河期世代でもあります。 個人的に最も興味あるのは、技術メインではなく「仕事が出来て稼げるSEはどのような性質があるか?」という点です。 もちろん技術そのものにも興味がありますし、技術がどのように世の中に使われているか?ということにも興味があります。 上に挙げたような切り口から記事を書いていきたいと思います。

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