一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

思春期の子育て専門カウンセラー

石川 夏美です。

 

 

気が付けばもう年末!

1年ってあっという間ですね^^;

 

 

そして明日からは日本全体で大寒波とのこと。

寒いときに起きやすい思春期の子どもの悩みの1つが

「朝起きれない」こと。

 

 

一見すると、

「冬休みになったし、寒くもなったしのんびりしてるだけ」

の状態です。

 

 

しかし、新学期が始まってもそのまま起きれず

それが原因で親子関係がこじれたり、

学校でも“長期休みで休みボケが治ってないだけ”などと見なされて、

子ども本人もなぜ起きれないのかわからないまま

精神的にしんどくなってしまうというケースが最近増えています。

 

 

だからこそ知っておいてほしいのが

「起立性調節障がい」という病気なんです。

 

 

実はこれ、自律神経の乱れから来る病気のようなもの。

特にホルモンのバランスが変わる中学生がなりやすいんです。

 

 

主な症状としては

・朝起きられない

・起きてもしばらくぼーっとしている

・どれだけ周りが声をかけても聞こえていないほどの熟睡ぶり

など、ただのおサボりに見えてしまうのが一番厄介なところ。

 

 

1日、2日程度なら確かにおサボりの可能性も高いですが、

これが一週間のうちに何日か続いていたり、

1ヶ月トータルで見るとそういう日の方が多いときなどは要注意。

起立性調節障がいの可能性が高いです。

 

 

小児科や神経内科などで見てもらい、

血圧を安定させるお薬や、

睡眠の質を良くするお薬(睡眠薬ではありません)

などを処方してもらうことで改善していくこともあります。

 

 

また、入浴後にはあまりスマホやPC、TVなどを見ない、

部屋を真っ暗にして寝るようにする、

朝食に味噌汁などで少し塩分を補ってあげる

などで改善していく場合もあります。

 

 

今は冬休みに入っているお子さんが多いと思うので

親としてもそれほど神経質になることはないと思いますが、

もし新学期が始まってからも起きれない状態が続くなら

「サボっている」という視点だけではなく、

「もしかして起立性調節障がいかも?」という視点からも

見てあげてくださいね。

 

 

ここまで読んでくださりありがとうございました☆

良いお年をお迎えくださいませ^^♪

 

 

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石川 夏美

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