口呼吸には様々なデメリットがあって、まずは口が開きっ放しですから口の中が乾燥して唾液が不足します。
唾液には口内を清潔にする役割があるため、それが不足することで歯周病や口臭の原因になるのです。
また鼻のようなフィルターがないため、ウィルスが体内に入りやすくなり感染症にかかりやすくなります。
更に、歯は口を閉じていれば、唇によって内側に押される力と舌によって外側に押される力が拮抗してバランスが取れています。
しかし口が開いていると外側に押される力が強くなるため、前歯が出たり歯並びが乱れたりしてしまうのです。
酷い場合は噛み合わせの乱れで顔つきも変わってしまうので、特にお子さんの場合は注意してください。
これらのデメリットを防ぐためにも、やはり出来るだけ鼻で呼吸することが望ましいでしょう。
鼻炎などの鼻詰まりが原因の方は、まず耳鼻科で根本的に治療してください。
そうでない場合は、唇が開かないようにとめる唇テープやマウスピースなどもあるので自分に合った方法を選んでみてくださいね。