お金の使い方が上手な人は「浪費」に対する考え方がシビアです。
「お金」に対してだけではありません。
「時間」に対してもです。
浪費とは「お金」だけのことではありません。「時間」も、浪費があることに気づくことです。浪費といえば、お金ばかりを思い浮かべてしまいます。
しかし、実は「お金の浪費」以上に「時間の浪費」のほうが、はるかに深刻です。
失った時間は絶対に取り戻せないからです。
お金はまた稼ぐことができますが、時間は一度失えば、取り返しができません。
今この瞬間が、最初で最後。
資産価値は、お金より、時間のほうが重いのです。
たとえば、テレビをだらだら見ていませんか。誰もが当たり前にしていることですが、立派な時間の浪費です。
家に帰れば、寂しいからという理由で、ついテレビのスイッチを入れます。
少しでも長くテレビに釘付けにすることで、視聴率を上げます。
多くの時間を使わせ、広告を見させます。
番組の間に挟まれている宣伝も、気づけばいつの間にか、目にしてしまいます。
私たちは知らずにその暗示にかかり、次なる商品への消費へと連鎖します。
時間とお金の両方を無駄に使ってしまうという、2重の悪循環になるのです。
またこうした使い方は、お金が増えるような使い方ではありません。
使う一方、減る一方です。
いつの間にか時間がなくなり、お金も貯まりません。
さあ、今の話を聞いて「自分のことかも?」と思ったあなた。
まずテレビのコンセントを抜きましょう。