一般社団法人 全国個人事業主支援協会

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  • 今回は、前回に続き、接続語に関するお話です。

    接続語を使用する際も、注意点があります。それは、同じ接続語を連続して使用しない、ということ。

    同じ接続語の連続使用は、文章が幼稚であるような印象を、読み手に与える可能性があります。

    特にやりがちなのが、「また」「そして」「なぜなら」「しかし」。

    「また」であれば「さて」「一方で」「ところで」

    「なぜなら」であれば「だから」「~ので」

    「しかし」で[…]

  • 今回も、前回に続き、推敲についてです。

    前回、取り上げた言葉の他にも、もうひとつ、重要な言葉があります。

    それは、接続語です。接続詞だけでなく、接続の役割を持つ言葉、全てを指します。これらは、文章が進む方向を表したり、文章を盛り上げたり、まとめたりします。

    具体例を挙げると、

    「そして→さらに→もっと言えば」

    このように表現すれば、文章の内容を盛り上げてくれます。

    接続語のあとにプラスの内容[…]

  • 前回に続き、推敲に関するお話です。

    前回、日常的な言葉の語彙が大事だと述べましたが、今回は、具体例を取り上げたいと思います。

    志望理由書を書く際に、「○○先生のお話に感動し」という表現を「○○先生のお話に感銘を受け」という表現にするだけで、与える印象が変わります。

    また、副詞を正しく効果的に使用するのも、志望理由書や小論文では必須のテクニックと言えます。特に、「とても」「かなり」などの程度の副詞については、使[…]

  • ここからは、推敲について説明したいと思います。

    志望理由書や作文課題は、事前に書いて提出するので、時間いっぱいかけて推敲できるのですが、小論文試験となると、制限時間内に書き切れないといけないので、推敲している時間はありません。

    ただ、いずれにしても必要で重要なのは語彙力です。

    とはいえ、推敲で必要なのは現代文のキーワード系のような単語のことではなく、名詞や副詞、形容詞や形容動詞などの、日常的な言葉なのです。

  • 最後は弁証法です。

    AとB、二つの相反する意見を、それぞれ戦わせるように論を重ね、最終的にCという結論に到達する方法です。ドラマチックな展開になる点と、Cという結論らしきものにDという別視点の論をぶつけることで、さらに論を展開できる点の、二つの利点があります。難易度は高いですが、1000字以上で、哲学や文学など、データではなく思考で論証するタイプの小論文がお勧め。とてもカッコイイので、小論文以外でも使いたいところですね。[…]

  • 前回は、三段論法についてでしたが、今回、紹介するのが、帰納法と演繹法です。帰納法は、具体例をいくつか出して、そこから結論を導くものです。一方、演繹法は、まず結論を提示してから、それに合った具体例を出し、結論で締めます。前者は小論文、後者は志望理由書に向いています。演繹法で小論文を書く場合、最初に提示した結論と全く同じ言葉で書いてしまうと、ただ繰り返しただけになり、場合によっては悪印象を与えかねません。同じ内容でも表現を工夫しましょう。

  • 前回お伝えした通り、ここからは論展開の説明に入ります。

    論の展開には、いくつかの方法があります。

    1つ目は、三段論法です。

    A=B、B=C、よってA=Cであることを示すものです。

    例を挙げると、

    「人間は動物である。動物は飲食によってエネルギーを摂取する。よって、人間は飲食によってエネルギーを摂取する。」といったものです。

    正直なところ、志望理由書や小論文で使うのには、あまり適さない論展開で[…]

  • 最後は、もちろん結論です。当然ですが、文章の中で最も重要な部分となります。

    ちなみに、3つのパートの中で、最初に考えるべきなのは、序論でも本論でもなく結論なのです。

    問いに対する自分の結論を、1つの文、もしくは2文節くらいで表し、目立つところにメモをしましょう。本論で扱う具体例や序論で扱う話題も、結論に合わせたものを選びます。そうしないと、論点がずれることもあり、大幅な減点、あるいは零点の可能性もあります。[…]

  • 本論は、文字通り、論展開をする場です。コース料理なら、メインディッシュといったところでしょうか。自分の論が正しいことを証明する場ですから、とても重要です。

    具体例とそこから導かれる自分の意見を書き出していきましょう。具体例は、600字であれば1つ、800字であれば2つくらいを目安に用意したいところです。その具体例が、自分が最終的に言いたい事柄のどの部分の証明になるのか、順を追って、しっかり書き出していきましょう。

  • 今回から、文章構成のトレーニングに入りたいと思います。

    文章は、序論、本論、結論の、3つのパートに分かれます。

    まずは、実際のトレーニングに入る前に、それぞれのパートについて軽く説明したいと思います。

    序論は、文章の導入部分にあたります。志望理由書であれば将来就きたい職業や志した理由などを書いたり、小論文であれば課題文の要約や筆者の意見をまとめたり、テーマに沿った内容の新聞記事などの話題を提示したりします。「[…]

  • 明けましておめでとうございます。本年も、よろしくお願いいたします。

    志望理由書や小論文の文字数は、あらかじめ確認しておく必要があります。600~800字が多いですが、文字数の決められていないもの、1000字以上のものなど、様々だからです。1000字以上の場合は、400字程度で具体例や意見を書けるようになっておくと、実際の小論文入試や志望理由書を書くときに、何を書けばいいか分からず、指定字数に満たない、といったことがなくな[…]

  • ある程度書くことに慣れたら、徐々に文字数を増やしていきましょう。一つの話題で、200~300字で意見を書けるようになるのが理想です。実際の小論文や志望理由書は、600~800字で書くことになるので、200~300字のまとまりを3つから4つ組み合わせることになります。構成を考える前に、200~300字のまとまりで段落を作れるようにトレーニングしておきましょう。また意見だけでなく、具体例で段落を作れるようにトレーニングするのも大切[…]

  • 文章を書くトレーニングにSNSを使用する場合は、トラブルに十分気を付けてください。あくまでトレーニングの一例として提示しているものですから、自己責任でお願いします。

    話を戻します小論文を書くのにとても重要なのが、因果関係を明らかにすること。どうしてそれを考えるのに至ったのか、その根拠を示さなければ、読み手は納得してくれません。これは、現代文等、論述問題の解答を書く際にも重要です。

  • 小論文とSNSには、読み手がいる、という共通点があります。

    文章を書く際に気を付けなければならないのは、自分の文章が相手にどのような印象を与えるかを意識なければならないということ。

    小論文は、自分が書いた文章を教授が評価し、それにより合否が決まります。SNSは、自分の文章が誰かを傷つける恐れやトラブルが発生する恐れがあります。言葉を選択し、極端な表現にならないよう気を付けながら、自分の意見、感想を述べましょう。[…]

  • さて、ここからは実際のトレーニングに入るのですが、いきなり原稿用紙に書こうとすると緊張してしまう人も多いので、書きなれていない場合は、いきなり原稿用紙に書くのはお勧めしません。それに、できるだけ毎日行うのが重要です。そこで意外にも役に立つツールがTwitterです。140字という限られた文字数で、スクラップした事件や情報の意見や感想を書くためには、言葉の選択が重要になるのです。

    ※ SNSの使用は、あくまでも一例です。使[…]

  • まずは専用のノートかメモ帳を用意します。

    試験本番まで時間がない場合は、早急に受験予定の大学の過去問題を調べ、どのような分野の問題が出やすいかをチェックしてください。そして、その分野に関するニュースをスクラップし、それに対する自分の意見や感想、解決法などを書き添えます。

    試験まで時間がある場合は、自分が受験する分野を中心に、様々な分野の情報をスクラップしてください。書籍を読み、まとめるのも良い方法です。

  • この時期になると、小論文入試がある生徒さんから小論文や作文の書き方が良く分からないと頻繁に耳にします。もちろん、原稿用紙の使い方ではなく、書き出しや論展開のこと。小論文の書き出しや論展開で苦戦している生徒さんは多く、決まったやり方もないから、どこからどのように手を付けていいか分からないのだと思います。

    今回のシリーズは、小論文の書き方について紹介していきたいと思います。次回は、ネタ帳の準備についてです。

  • 私は、初めから児童文学を専門としていたわけではありません。しかし私は、大人たちの思惑、愛情、それらの中でカタチを変えたりしながら進化を続ける児童文学に魅せられました。

    私たち児童文学を志す者にとって、子どもたちがキラキラしたまなざしで食い入るように読んでくれることのほうが、文学のうんちくで評価を述べられることよりもずっとずっと価値があり嬉しいのです。

    時代とともに進化する、ファンタジックでファンタスティックな児童文学の世界[…]

  • おが さんがプロフィール写真を変更しました 2年 10か月前

  • 児童文学の醍醐味のひとつが、読み聞かせです。本を読んでもらっているのを、じっと聞くだけでなく、読み手と交流があるのがベストです。

    以前、現代文の重要性についての記事を書きましたが、国語の指導をしていて感じるのは、『なぜ、どうして』がなさすぎるということです。これは、国語以外の科目でも言えますが、物事の因果関係が掴めないため、ただただ暗記になってしまっているのです。用語やパターン、テクニックだけを覚えて、とりあえず目の前の問題[…]

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