一般社団法人 全国個人事業主支援協会

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  • 小山 顕 が更新を投稿 1年 10か月前

    社会保障の歴史②
    1911年には、イギリスで国民保険法が成立し、世界初の失業保険が整備されている。その後、1930年代のアメリカで、F.ルーズベルトのニューディール政策の下で、社会保険と公的扶助を統合した社会保障法(1935)が制定された。今日「社会保障」という言葉を使うときには、公的扶助と社会保険を組み合わせた総合的な政策のことを指す。この言葉が初めて使われたのはアメリカで、本格的に展開されるのは、イギリスである。第二次世界大戦後のイギリスでは、ベバリッジ報告(1942)の「ゆりかごから墓場まで」という根本精神に基づいて、1946年に国民保険法や国民保健サービス法が成立し、無料で医療を提供する医療保険をはじめとして、国民に最低限度の生活を保障する社会保障制度が整備された。

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