事業を行う場合には、個人事業主として開業する場合と法人を設立する場合があります。開業する場合は個人事業と法人でどのような違いがあるのか、理解した上で事業を始めることで有利な事業展開を行いましょう。
個人事業主として開業するのはとても簡単です。税務署に開業届けを提出するだけです。これだけで誰でも個人事業主として事業を始めることができます。株式会社の設立のような煩雑な手続きはなく、開業費用もかかりません。開業後も法人に比べ、個人事業主の方が事務処理などは圧倒的に簡単で楽です。
それに対して、法人を設立はかなり大変です。定款作成や法人登記など手続きを必ず行う必要があります。その他にも税務署、県税事務所、市役所への届出が必要です。法人設立にかかる費用は安くても20万円以上必要です。また、法人には各種社会保険(健康保険、厚生年金、労災保険、雇用保険)への加入が義務づけられています。会計も複式簿記での記帳が義務付けられ、専門家を利用しなければ難しいです。さらに、事業が赤字でも法人住民税の均等割りとして最低7万円以上を毎年納税する必要があります。個人事業主が赤字の場合は、税金の負担はほとんどありません。
個人事業主と法人の比較をしてみます。