小山 顕 が更新を投稿 2年 1か月前
日本の社会保障の仕組み
日本の社会保障制度は、第二次世界大戦より形成されてきたが、社会保障の意義について国民的に議論され、政策が本格的に発展されるようになったのは第二次世界大戦後である。
すなわち、1947(昭和22年)年に施行された日本国憲法第25条において、「すべての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」、「国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない」という、いわゆる「生存権」が規定され、戦後の日本が福祉国家の建設を目指すことを内外に宣言してからである。