松山 雅裕 が更新を投稿 2日 20時間前
書籍:論語と算盤
■処世と信条
人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし
金銭を扱うことがなぜ賤しいのか、金銭を賤しんでいては国家は立ち行かない
民間より官のほうが貴いとか、爵位が高いといったことは、実はそんなに尊いことではない
人間が勤めるべき尊い仕事は到るべきところにある
官だけが尊いわけではない
敵国や外患がないと、国は必ず滅んでしまう
人の作った逆境か、人にはどうしようも無い逆境かを見極めて対処する必要がある
人にはどうしようも無い逆境は、人間の真価を試される機会に外ならない
解決策は、自分の本分(自分に与えられた社会の中での役割)
孔子は→進むべき時は進むが、止まるべき時は止まり、退いた方がいい時は退く
人は仕える時と止める時の決断が大切
身の丈に満足して、意欲的に新しい事をする気持ちを忘れては何もできない
なすべき事を完成させない限り、死んでも故郷に帰らない
大きな仕事を成し遂げるためには、細事に拘るべきではない
男子たるもの、一度決意したなら、是非とも伸びるか反るかの快挙を試みるべきだ
自分の身の丈を忘れないようにして、バランスを取る
孔子は→欲望のままに振舞っても、ハメを外さない
喜怒哀楽について→
何事も誠実さを基準とする
名声とは常に行き詰まったづまった日々の苦悶のなかから生まれてくる、失敗とは得意になっている時期にその原因が生まれる
得意なときにも調子に乗る事なく、大きな事、些細な事に対して、同じ考えや判断を持って臨むのがよい