一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • 貯水槽清掃について

貯水槽は建物で使用する水を一時的に貯める設備であり、生活用水や業務用水の安全を守るために欠かせない存在です。しかし、長期間清掃を行わないまま放置すると、内部にサビ・泥・藻などの汚れが溜まり、雑菌やカビが繁殖して水質が悪化するおそれがあります。特に夏場や湿気の多い季節は細菌の繁殖スピードが速く、水のにおいや濁り、さらには健康被害につながるケースもあります。

水道法では、受水槽の有効容量が10立方メートルを超える場合、年1回以上の清掃が義務付けられていますが、容量が小さい貯水槽でも同様の頻度で清掃や点検を行うことが望ましいです。また、清掃だけでなく、槽内のひび割れやフタの破損、排水口の詰まりなどを点検することで、トラブルを未然に防ぐことができます。

日常的に「水のにおいが気になる」「蛇口から出る水が少し濁っている」といった変化を感じた場合は、早めに専門業者へ相談しましょう。定期的な貯水槽清掃は、安全で安心できる水を保つための最も効果的な方法です。

The following two tabs change content below.

長岡 修平

最新記事 by 長岡 修平 (全て見る)

この記事をシェアする

  • Twitterでシェア
  • Facebookでシェア
  • LINEでシェア