一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • メルカリが規約改定で事業者を締め出し!?でも、メルカリShopsではチャンスが拡大中

メルカリが発表した利用規約の改定が物販プレイヤーの間で話題になっています。

新しく追加された条文は次の通りです。

2025年10月22日(水)付で、メルカリ利用規約を以下のとおり改定いたします。

(中略)

3. 事業者による登録の禁止
弊社が指定した法人以外の事業者はユーザー登録及び本サービスの利用はできないものとします。
当該事業者はメルカリShops加盟店規約へ同意の上、メルカリShopsの登録の申し込みを行ってください。※以下、項番号を繰り下げ

メルカリ利用規約改定のお知らせ

つまり、これまで通常のメルカリで物販していた人は、今後メルカリShops(メルカリショップス)へ移行しなければ出品できなくなるということです。


今まで物販していた人にとっての衝撃

  • せどりや卸仕入れで稼いでいた人

  • 副業で在庫を抱えて販売していた人

  • 小規模に物販を始めていた人

こうした人はこれまで“普通の出品者”としてメルカリで活動できていましたが、今後は事業者としてShopsに登録しなければ出品できないルールに変わります。

「え、突然そんなこと言われても…」と感じた方も多いのではないでしょうか。


メルカリとメルカリShopsの違い

1. アカウント開設のハードル

📦️ メルカリ:
電話番号で認証すれば誰でもすぐにアカウント開設が可能。

🛒 メルカリShops:
確定申告を証明する書類や登記簿情報の提出など、個人事業主または法人を証明が必須。審査を通過しなければならない。

2. 出品ルール

📦️ メルカリ:
個人の不用品販売を前提としており、中古品も販売可能。

🛒 メルカリShops:
中古品を販売する場合は古物商許可証の提出が必要。

3. 売れ行き・上位表示

📦️ メルカリ:
出品直後に新着表示されやすく、売れ行きが立ちやすい。実際に事業利用していた人が多いのも事実。

🛒 メルカリShops:
「上位表示されにくい」と言われる。アルゴリズムは非公開だが、価格調整出品タイミングを工夫すれば露出を増やすことは可能。

つまり、10月22日移行は本気で物販をやる人が残る市場になります。


メルカリShops事業者の“よくある痛み”

ここからは、すでにメルカリShopsで販売をしている人たちの声を整理した“痛み”を紹介します。

  1. 出品作業が面倒
    大量の商品を手入力するのは非現実的。

  2. 在庫管理・価格調整が大変
    値下げは上位表示に有効だが、手作業では追いつかない。CSVの変更は1度に1,000件のみ。

  3. 利益が分からない
    仕入れ価格の登録ができないので、どれだけ稼げているか把握できない。

  4. 発送が非効率
    管理画面から落とせる送り状データはヤマト運輸(B2クラウド用)のみ。
    日本郵便(クリックポスト)や佐川急便(e飛伝WebIII)で発送したい人は手入力するしかなく、作業が煩雑。


まとめ:メルカリShopsへの移行に撤退か?進化か?

  • 10/22の規約改定で、事業者はメルカリから締め出される

  • でもこれは「淘汰」ではなく「進化」のチャンス

  • メルカリShopsに参入するならツールを活用することで大幅に効率アップ

今までメルカリで物販していた人こそ、ここが分かれ道です。
あなたは撤退しますか? それともメルカリShopsで売上を加速させますか?

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