秋冬は風邪やインフルエンザ、感染性胃腸炎など、さまざまな感染症が流行する季節です。
お子さんが体調を崩すとご家庭全体のリズムも乱れてしまうため、日頃の予防がとても大切です。
ここでは、今日からできる 感染症対策のポイントを5つ ご紹介します。
⸻
① 手洗い・うがいを“習慣化”する
感染症予防の基本はやはり手洗いです。
外出後、食事前、トイレの後などは石けんを使って20秒以上かけて丁寧に洗いましょう。
小さなお子さんには「手をゴシゴシする歌」などを取り入れて楽しく習慣づけるのがおすすめです。
うがいがまだ難しい年齢のお子さんは、水を口に含むだけでも効果があります。
⸻
② 室内の“湿度と換気”を意識する
空気が乾燥すると、のどや鼻の粘膜が乾き、ウイルスが侵入しやすくなります。
加湿器を使って湿度を 50〜60% に保つようにしましょう。
また、冬場はつい窓を閉め切りがちですが、1〜2時間に一度は数分間の換気を。
空気を入れ替えることで、ウイルスの滞留を防ぎます。
⸻
③ 睡眠と食事で“免疫力”を整える
体調を崩しやすい時期こそ、規則正しい生活が大切です。
夜更かしを避け、十分な睡眠時間を確保することで、体の抵抗力が高まります。
食事は栄養バランスを意識し、ビタミンC(みかん、ブロッコリー)やたんぱく質(肉・魚・卵)をしっかりと摂るようにしましょう。
「しっかり寝て、しっかり食べる」が一番の予防薬です。
⸻
④ 外出時は“マスクと距離”で防御を
人が多い場所に行くときはマスクを活用しましょう。
特に咳やくしゃみが出るときは、周囲への配慮としても大切です。
また、混雑した場所を避けたり、短時間で済ませる工夫も効果的です。
ベビーカーのブランケットなどで飛沫を防ぐのも、小さなお子さんには有効です。
⸻
⑤ 家族全員で“共有物と環境”を清潔に
ドアノブやリモコン、テーブルなど、家族がよく触る部分はこまめに拭き取りましょう。
タオルやコップの共用も避け、家族ごとに分けるのが理想です。
また、帰宅後はすぐに上着を脱いで玄関に掛け、洗えるものはこまめに洗濯する習慣をつけましょう。
⸻
おわりに
感染症を完全に防ぐことは難しいですが、日々の小さな積み重ねでリスクを大きく減らすことができます。
お子さん自身が楽しく取り組める工夫を取り入れながら、「無理なく続けられる対策」 をご家庭の習慣にしていきましょう。