10月に入って、ようやく長袖がちょうどよくなってきた。あれだけ汗をかいていた現場も、今は朝の空気がひんやりして、動き始めが少し楽になる。夏の間は、暑さとの勝負でバテバテだったが、最近は体も軽く感じる。作業中も風が通るだけで気持ちが違うし、気づけばみんなの表情にも少し余裕が出てきたように思う。季節が変わるだけで、同じ仕事でも感じ方が違うのは不思議だ。秋は短いけれど、このちょうどいい気候のうちに、少しでも現場を進めておきたい。そんな気持ちで道具を握る10月の現場だ。