一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

インボイス制度をざっくり例えるなら…

「飲み会の割り勘をちゃんと明細つきでやるようになった」 って感じです🍻

たとえば昔(インボイス制度が始まる前)は、

みんなで飲み会に行って、

「だいたい1人4,000円くらいでいいよね〜」って

ざっくり割り勘してたような状態。

でもインボイス制度が始まってからは、

「えっと、このレシートに飲み物代・料理代・サービス料って書いてあるから、

誰が何を払ったかちゃんと明確にしよう!」ってなったイメージです。

つまり、

  • **お店側(事業者)は「この人に○○円売りました」っていう正式なレシート(インボイス)**を出す。
  • **お客さん(他の事業者)**は、そのレシートをもらうことで「これはちゃんとした支出です」って証明できる。

昔は「領収書あればOK」って感じだったけど、

今は「登録されたお店からの正式な領収書じゃないとダメ」ってルールになったわけです。

だからインボイスって、

ただの「請求書」じゃなくて、

“誰が出した・誰が受け取ったかをはっきりさせる正式な証拠書類” なんです。

もう少しざっくり言うと👇

💬「今までの“ノリ”でやってたやりとりを、ちゃんと証拠付きでやろう」

っていう制度ですね。

 

🧑‍🎨 フリーランス目線の例え

(デザイナーさんとか、ライターさんを想定)

昔は、

クライアントに仕事を納品して「請求書」出せばOKだったんです。

たとえば👇

「デザイン制作一式:5万円」

ってざっくり書いてあれば支払いも問題なし。

でも今は、

クライアントが「消費税の仕入れ控除」を使うためには、

**“登録されたフリーランス”からの請求書(=インボイス)**じゃないとダメになりました。

💬 例えるなら:

あなたが屋台でたこ焼きを買ってもらう側(売る側)だとして、

「ちゃんと保健所に登録してる屋台から買った」って証明できないと、

お客さん(クライアント)が経費として認めてもらえない、って感じ。

つまり、

インボイス登録してる=ちゃんと保健所に届け出た屋台

みたいなイメージです。

登録してないと…

お客さんが「税金分、経費にできないからちょっと安くして?」

って言ってくることも。

だからフリーランスからしたら、

「登録するかしないか」で取引に影響が出る、というわけです。

🏢 小さな会社目線の例え

(たとえば経費を使う側)

会社が他の事業者からモノを買ったり、外注に仕事を頼んだりする時、

今までは「領収書あれば経費にできる」だったのが、

今は「その領収書がインボイス対応かどうか」をチェックしなきゃいけなくなりました。

💬 例えるなら:

社員が出張してきて、

「このラーメン代、経費で落としていいですか?」って言う時に、

「それ、ちゃんと登録された店のレシート?」って確認する感じ。

登録されてないお店(インボイス非対応)だと、

税金の計算上ちょっと損することがあるんです。

だから小さい会社にとってインボイスは、

「お金のやり取りを正確に管理するための“信頼できるレシート”」

みたいな存在です。

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城戸 幸恵

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