今回は、学校の不登校について思ったことを書きます。
最近のニュースで、不登校の状態にある小学生・中学生が過去最多となった記事を見ました。さらに、不登校の子どもを持つ親の4人に1人が離職や休職をせざるを得なかったという調査結果もあるようです。
我が家の子供も最近になって休むことが増えてきました。私が子供だった時代には、学校に行くことが当然で、皆勤賞が美徳とされていました。ですので、子供が学校に行きたくないといえば、ついつい怒って学校とはそういうものだから、と無理やりでも行かせたくなります。
ただ、そのとりあえず行けばいい、言われたことさえやっていればいい、決められたことに従順であればいい、というような学校教育マインドは、良い面として統率や規律がある社会が保たれますが、その弊害もあると思います。
いわれたことをやっていれば自分に責任がなく、他人のせいにできます。いざ自分のリスクを冒してまでもやらなくてはならない時が人には必ず訪れますが、その際に自分のせいになる重圧を背負えず、自ら判断して動けない大人を量産してしまう側面も、学校教育にはあると思います。現に大人の大半が、責任者(社長や上司、教育委員会等)の指示や誰かのきめたルールに従い、学校と似たような、決められた9-5時の時間割のなかで、決められた業務範囲のなかで公務員や会社員として働いています。
子供が学校に毎日いってもいかなくても、大人になったときに、ちゃんと一人でも自由に生きていけて、本当に自分がやりたいことを見つけられ、また、他人に迷惑をかけず、自己責任の重圧を背負える覚悟をつけさせるにはどうすればよいか、そのバランスを模索しています。