一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

⚪︎月初は自民党総裁選でリフレ派の高市氏が勝利したことで、積極的な財政運営やアベノミクス路線継承への期待を背景に円売りが活性化。ドル/円は2円近く窓を開けて150円台を回復。日経平均の急伸やフランス政局の不安などからユーロ売りも出て、ドル買いが強まり約8ヶ月ぶりとなる153円台まで上昇。当方はドルやメキシコペソのロングでしっかり収益確保する。

⚪︎次週は公明党が連立離脱するというサプライズで高市トレードが巻き戻し円買いが進行。ドルは一時151円台まで下落。当方もドルなど外貨ロングポジションでの含み損が発生するが、この円買いは一時的と判断し、損切りせずに次週に持ち越す。

⚪︎次週は神経質な展開。高市トレードの一部復活による日経平均の上昇に連れる形でドルも上昇するが、日銀の高田審議委員の「利上げに向け機が熟した」との発言などで、再び150円台に下落するなどレンジ相場となった。

⚪︎最終週はFOMCでのパウエル委員長の12月利上げに慎重なタカ派よりの発言に加え、日銀政策会合での利上げ見送りと植田総裁の12月利上げに慎重な発言により円全面安となる。ドル154円台など外貨上げ、当方も含み損のポジションのプラス転やドル、ユーロ、スイスフラン、メキシコペソなどのロングでしっかり利益確定し、月間としても本年最大の利益となった。

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小松 徹

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