一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • インフラエンジニアとして提案する難しさと、Azureへの理解のギャップ

インフラエンジニアとして、お客様に対して改善提案を行う機会が増えてきました。業務の効率化やコスト削減、セキュリティ強化など、インフラの観点から価値ある提案をすることは、エンジニアとしての醍醐味でもあります。しかし、実際に提案の場に立つと、その難しさを痛感することが多々あります。

特に最近、自分のAzureに対する理解が思っていた以上に浅かったことに気づかされました。日々の業務でAzureを扱っているため、「ある程度は把握できている」と思い込んでいたのですが、いざお客様から具体的な質問を受けると、即答できない場面が多く、冷や汗をかくこともありました。

Azureは非常に多機能で、サービスの更新も頻繁です。仮想マシンやネットワーク、セキュリティ、監視、コスト管理など、幅広い領域にまたがっており、表面的な理解では到底太刀打ちできません。提案をするには、技術的な知識だけでなく、お客様の業務や課題を深く理解し、それに対してどのサービスをどう活用すれば効果的かを説明できる力が求められます。

また、提案内容に対する信頼性を高めるには、裏付けとなる情報や事例を交えて話す必要があります。ここでも、知識の深さが問われます。お客様は「この人に任せて大丈夫か?」という視点で見ているため、少しでも曖昧な回答をすると、信頼を損ねかねません。

この経験を通じて痛感したのは、「知っているつもり」と「実際に説明できる」の間には大きなギャップがあるということ。今後は、より実践的な知識を身につけるために、ドキュメントの読み込みや検証環境での試行、社内勉強会への参加などを積極的に行っていきたいと思います。

改善提案は、技術力と業務理解、そして信頼構築の総合力が試される場です。だからこそ、乗り越えたときの達成感も大きい。これからも一歩ずつ、提案力を磨いていきたいと思います。

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