一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • フリーランスとして仕事を“巻き取る”には

フリーランスとして働く中で、私が意識しているのはどうやって「仕事を巻き取る」か。

“巻き取る”とは、指示された範囲の仕事だけをこなすのではなく、
関連する他の業務まで視野を広げて、自然と任されていくこと。


一つの案件を丁寧に仕上げる中で、
「これもお願いできますか?」
と声をかけていただけるようになる——それが理想の形です。

実際、新しい仕事に応募するよりも、この“巻き取る力”を磨いた方がずっと効率がいいと感じています。

既に信頼関係があるクライアントから追加の依頼をいただく方が、営業の手間も少なく、結果的に報酬も安定するからです。

そのために大切なのは、当たり前のことを当たり前にやること。
・締切を守る
・途中経過を報告する
・こちらからコミュニケーションを取る。
・納品時には「なぜこのようにしたのか」「どんな意図・根拠があるのか」を明確に伝える。
その積み重ねが、信頼へとつながります。

さらに、感謝の気持ちを忘れずに「任せていただいてありがとうございます」と伝えることも大切です。
この一言が、次の依頼を生むこともあります。

“仕事を巻き取る”とは、チャンスを待つのではなく、信頼で次の仕事を引き寄せていくこと。
地道な積み重ねが、フリーランスの安定をつくるのだと思います。

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下川 典子

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