もちろん、LED化には明るい面ばかりではありません。
実際にはいくつかの課題が指摘されています。
古い照明器具にそのままLED電球を取り付けると、安定器との相性が悪く発熱や発火のリスクがある場合があります。
「LED対応(LED可)」と明記された器具でなければ、安全に使えないことも。
長期的にはお得でも、導入時の費用がネックになっています。
特に中小企業や高齢者世帯では、交換工事を含めると負担が大きいのが現状です。
古い蛍光灯には水銀が含まれており、適切な処理が必要です。
また、LEDにもレアメタルなどが使われており、今後はリサイクル体制の整備が課題になります。
LEDは省エネですが、ブルーライトによる目の疲れや睡眠への影響が懸念されています。
また、蛍光灯に比べて光が「冷たく感じる」といった声もあります。
自治体によって補助制度や導入スピードに差があり、地域格差が生じています。
賃貸住宅や古い建物では器具交換が難しいケースもあります。