見た目の印象を大きく左右する髪の毛は、傷んでしまうと枝毛や切れ毛が増え、ツヤが無くなってパサついてしまいます。ダメージヘアの原因には、様々なものがあります。ダメージヘアにならないためのヘアケア方法を知って、ツヤのあるサラサラヘアーを目指しましょう。
ダメージヘアになってしまう原因は外部からの刺激によるものが多く、以下のような原因があります。まずはカラーリングやパーマによるダメージについて記載していきます。
・カラーリングやパーマによるダメージ
髪の毛を染めたり、パーマを繰り返したりすることによって髪の毛が傷んでいくのは知っている人も多いと思います。髪の毛を染めるためのヘアカラー剤やブリーチ剤は、薬品に含まれている成分が髪の毛の表面にあるキューティクルを開き、髪の毛の内部の色素を脱色したり色素を定着させたりする作用があります。
キューティクルは髪の毛の表面を覆っている組織のことで、タンパク質が角質化したものが魚のウロコのように重なっている構造をしています。健康な髪の毛の場合、ウロコ状のキューティクルが閉じた状態であるため、髪の毛の内側の水分が損なわれないように保持し、外部の刺激から守る役割を果たしています。ヘアカラー剤やブリーチ剤を使うことによってこのキューティクルが開いてしまうと、内側の水分が失われやすくなり、外部の刺激からも守れなくなってしまいます。
ヘアカラー後にしっかりとトリートメントをして、その後も普段からヘアケアをしっかりとしていればダメージを抑えることができますが、何度もカラーリングやブリーチを繰り返すとキューティクルが開きやすくなってしまい、結果としてダメージヘアになってしまいます。
パーマは、髪の毛の主成分である「ケラチン」というタンパク質を薬剤で断ち切り、好みのカールに成形してから別の薬品で再結合させてカールが固定されるという仕組みでできています。そのため、髪の毛の主成分であるタンパク質が変性することによりダメージヘアの原因になります。