◎散髪屋(理容師)のハサミと美容師のハサミの違い
■ 1. 目的の違いによる設計
理容師ハサミ(散髪屋)
•男性の短髪を速く・正確に切ることを重視
•刈り上げや直線的なラインを作るため、
→ 切れ味が鋭く、刃が強い
→ まっすぐ切れる設計
美容師ハサミ
•女性の長髪やレイヤー・質感調整を重視
•柔らかく動きを出したいので、
→ 繊細なカット・スライドカット向けの刃
→ 毛流れを作りやすい形状
■ 2. 刃の形状の違い
理容師ハサミ
•刃が厚めでしっかりしている
•刃の当たりが強く、短い髪でも“サクッ”と切れる
•刈り上げに強い「剣刃」「笹刃」が多い
美容師ハサミ
•刃が薄く軽い
•スライドカット(毛を滑らせながら切る)に適した「ハマグリ刃」や「コンベックス刃」が主流
•髪を逃がしながら切る柔らかい切れ味
■ 3. すきバサミの違い
理容師のすきバサミ
•カット率が高い(30〜50%)
→ 短髪を手早く軽くできる
美容師のすきバサミ
•カット率が低め(10〜30%)
→ 長い髪の量感調整がしやすく“自然に馴染む”
■ 4. 重さの違い
•理容師用:重め(力強く切るため)
•美容師用:軽め(細かいカットが多いので)
■ 5. 持ち方(ハンドル)の違い
美容師用は、手首の負担を減らすために
→ オフセットや3Dハンドルが多い。
理容師用は比較的
→ シンプルな直線的ハンドルが多め。
◎散髪屋のハサミと美容師のハサミについてまとめてみました!!
違いがわかりましたか?