飛んで火にいる夏の虫。草むらや植木の近くでまとわりつく夏のやぶ蚊。やぶ蚊風情が、ズボンやシャツの上からも私の皮膚を突き刺しているようです。
問答無用で私につぶされてしまうことも厭わないその姿勢は評価したい。ただこちらも容赦はしない。
時代劇の立ち回りの如く、私はやぶ蚊を成敗していきます。しかし、ところどころ刺されてしまうことも承知の上。
目の前の仕事が先か、やぶ蚊と闘うのが仕事か。必殺仕事人。