冬はインフルエンザの流行に伴いマスクをする機会が増えますが、マスクが原因でドライアイになることはあります。マスク上部に隙間があると、吐き出す息が上に流れて目に当たり、涙を蒸発させてしまう「マスク関連ドライアイ」を引き起こします。これは、マスクを着用することでメガネが曇るのと同じ原理です。
マスク着用とドライアイの関係
呼気の蒸発作用: マスクから漏れた自分の息(呼気)が、目の表面の涙を蒸発させて乾燥させます。
空気の流れ: 特に顔にフィットしていないマスクの場合、鼻の部分に隙間ができ、そこから息が上向きに流れて直接目に当たります。
涙の蒸発促進: 呼気によって目の表面が乾きやすくなり、角膜が傷つきやすい状態になることもあります。
対策
マスクを顔にしっかり密着させる: ノーズワイヤーがあるマスクは、鼻の形に合わせてしっかりフィットさせ、上部からの呼気の漏れを防ぎます。
ドライアイ用目薬を使う: 症状に応じて、市販のドライアイ用目薬を使用するのも一つの方法です。