一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • 冬のボーナスが運ぶ、期待とため息、そして無常

街にイルミネーションが灯り始め、クリスマスソングが流れる頃。
会社員たちが静かに待ち望むのが、冬のボーナスだ。
夏のボーナスが「ご褒美」なら、冬は「懐を温める生命線」としての意味合いが強い。

満額支給されれば、凍えた心も体も温まる。
「これで安心して年が越せる」と、ホッと胸をなでおろす瞬間は、
サラリーマンのささやかな幸せの極みだろう。
しかし、現実は非情な時もある。期待に反して減額された明細は、
冬の寒さよりも冷たく身に染みる。

一方で、隣にいるフリーランスの彼らには、
そもそも「支給日」も「明細」も存在しない。
会社員の動揺をよそに、彼らにとっては年末調整の締切が近づく、
いつもと変わらぬ日常だ。
ボーナス時期特有の浮き沈みや悲喜こもごもとは無縁の、ある種の「無常」の中にいる。

会社員は「減る悲しみ」に耐え、
フリーランスは「元々ない静けさ」を受け入れる。
この季節は、働き方によって異なる「お金」への向き合い方を浮き彫りにする鏡なのかもしれない。

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ぶちたぬき

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