【自由で開かれたインド太平洋戦略】❺
これには、「戦争法」というレッテルを貼って反対運動をする左翼活動家や、SEALDsと名乗る学生たちの運動が連日行われる。
かつての、「アンポ反対」をわけもわからず叫んでいた民衆と、何ら変わらなかった。
アメリカの言いなりになって、一緒に戦争できるようにする気だと思い込んでいるのだ。
しかし、安倍総理は全く揺るがなかった。彼らがミクロの偏った視点でしか世界を見ていなかったのに対して、安倍総理は最初から「地球儀を俯瞰」して外交を行なっていたからだ。視野の広い者が、視野の狭い者に影響されることはない。
支持率を大きく落とすことを懸念する側近に対して、普段は声を荒げることなく穏やかに話す安倍総理だが、
この時の安倍総理は、「これをやるために再登板したんだ。支持率なんてどうでもいい。これをやらなきゃ意味がないんだ」と、政治生命を賭けて臨み、集団的自衛権の解釈変更と、それを国法として担保する平和安全法制を成立させた。