一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • 12月の体の特徴と対策

12月の体の変化と養生のポイント

師走の12月は、東洋医学では冬の本格的な始まりと捉えられています。自然界と同じように、私たちの体も「閉蔵(へいぞう)」といって、エネルギーを蓄える時期に入ります。寒さが厳しくなるため、体を温め、エネルギーを消耗しすぎないようにすることが大切ですよ。

臓器の働きと心身の変化

12月は特に「腎(じん)」の働きが活発になる季節です。腎は生命エネルギーの源であり、体を温めたり、ホルモンバランスを整えたりする重要な役割を担っています。

腎の不調のサイン
足腰の冷えやだるさ
むくみ、頻尿
気力の低下、不安感
これらのサインは、体が休息を求めている合図かもしれません。無理をせず、体をいたわってあげてくださいね。

養生と食事の注意点

冬の養生の基本は、体を温め、腎の働きを助けることです。

体を温める食材
根菜類:人参、ごぼう、大根
発酵食品:味噌、醤油、納豆
黒い食材:黒豆、黒ごま、ひじき
避けるべき食材
体を冷やす生野菜、冷たい飲み物
刺激の強い香辛料やアルコール
ゆっくりと温かい食事を摂り、体を冷やさないようにしましょう。

生活習慣のポイント

心と体のバランスを整えるために、日々の生活習慣も大切です。

早寝遅起き
早く寝て、朝は少しゆっくり起きることで、体を休ませ、エネルギーを蓄えられます。
適度な運動
ウォーキングやストレッチなど、体を温める程度の軽い運動がおすすめです。
温かい入浴
湯船にゆっくり浸かることで、全身の血行が促進され、リラックス効果も高まります。
忙しい時期ですが、意識的にリラックスする時間を作ってみてくださいね。

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佐藤 勇輔

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