こんにちは。カウンセラーをしております N です。
今回は、「こころ」についてお話させていただきます。よく「こころが洗われる」「こころが沈む」などの言葉が使われたりしますが、「こころ」には実体が無く、何となくの感じでしか「こころ」は捉えられません。
では、一体「こころ」とは何でしょうか?
唯一の意味を持つ言葉ではないので定義が難しい言葉ですが、一言で言い換えるならば、「こころ」とは「気持ち」と呼べるのではないかと思います。では、皆さんは普段、御自分の「気持ち」とどのように付き合っておられるでしょうか?
「からだ」と同様、「こころ」も毎日、皆さんと共に存在しているため、「からだ」の健康を維持することと同じように「こころ」の健康を維持するためには、「こころ」とうまく付き合っていくことが必要です。
「こころ」の健康の維持の為に、「こころ」、つまり「気持ち」との付き合い方について考えることは「からだ」の健康ほど多くないかもしれません。
私たちは、日常生活を送っていると、日々、様々な「気持ち」を抱きます。仕事がうまくいけば「嬉しい」気持ち、うまくいかなければ「嫌な」「悲しい」気持ちになりますし、時にはムカムカした「怒り」の気持ちを抱くこともあるかと思います。
では、皆様はこのような「気持ち」をどのようにして処理しておられますか?
大抵の方は、誰かに「話す」ことで処理しておられるのではないでしょうか。これは、熱が出た時に汗を出して熱を下げることと同じことで、「話す」ことはこころに溜まった老廃物を「出す」ことになります。様々な「気持ち」を溜めすぎず、「出す(話す)」ことで、ご自分の気持ちとうまく付き合っていくことが大切になります。
そのためにも家族でも友達でも先輩でも上司でもどんな関係の人でもよいので、話せる人、相談できる人がいることが大事になりますし、そういう人とのつながりが大事になるかと思います。