一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • 訪問販売の極意をダラダラと④

前回の続き

優等生ぐらいで留めておく。

けっこう現実的な戦略だと我ながら思います。

トップの座は、一時的な名誉や高収入をもたらしますが、競争とプレッシャーの極地であり、常に「出過ぎる」ことを要求されます。

その道は精神的な疲弊や人間関係の軋轢を生みやすく、

長く続けることとは両立しにくい面があります。

一方で、安定した「優等生」の成績を維持することは、以下のメリットをもたらします。

[中道的な優等生でいる3つのメリット]

1. 安定した精神的・肉体的持続可能性
トップの営業マンは常に自己記録の更新やライバルとの競争にエネルギーを注ぎますが、
「優等生」レベルでは「ノルマの達成」と「安定した貢献」に焦点を合わせます。

• 適度な余裕:
過度な残業や無理な押し込み営業を避け、ワークライフバランスを保ちやすい

• プレッシャーの軽減:

トップの座を失う恐怖や常に注目される重圧から解放されます。

これは長く営業を続けるための最も大きな土台になるのではと感じます。

2. 社内での信頼と好循環

「下にはならない」安定した成績は確保することで社内での「信頼」と「使いやすさ」につながっていけると感じます。

• チームの安定力財産として見てもらえる:
常に確実な結果は出すため、
上司やクライアント企業にとって計算しやすい扱いやすい戦力になります。

• 不必要な注目を避ける:
極端に目立つと他のメンバーの目標にされたり、
困難なテリトリーを任されたりする可能性がありますが、「優等生」は穏当なポジションでいられます。(これもけっこうおっきい以外なポイント)

3. 顧客からの信頼性の獲得

トップの営業は時にアグレッシブになりがちですが、「優等生」では誠実さと安定感を武器にできます。 

• 顧客の安心感:
「押し売り」をせず本当に必要なものだけを提案する姿勢は、
顧客との長期的な関係を築きやすくできます。

• 堅実な仕事ぶり:
着実に事務処理やアフターフォローを行う姿勢が作れる。
これは「優等生」タイプだからこそ時間をかけて実践できリピートや紹介につながりやすいです。

では今回はここまでで。

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上村 忠士

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