独立してから8年間、ずっと一人で走ってきました。
中古車販売店としておかげさまで事業は安定してきたものの、ここ数年はどこか頭打ち感がありました。
「やることは山ほどあるのに、時間が足りない」
「頑張ってるのに、伸びる手応えが弱い」
そんな感覚を抱えながらも、結局いつも通り“自分で全部やる”に戻ってしまう。
この8年間、そんな繰り返しだったと思います。
きっかけは、他業種の経営者との何気ない相談
ある時、他業種で経営をしている知り合いに、現状の悩みをぽろっと相談しました。
すると相手から「一度現場を見に行ってもいい?」と言われ、試しに事務所に来てもらったんです。
そこで返ってきたアドバイスが、自分の想像を超えていました。
車業界の常識にどっぷり浸かっていた僕には思いつかない視点で、
仕事の流れの改善
優先順位のつけ方
お客さんへの見せ方
“伸びる可能性がある部分”の見極め
こういった話がどんどん出てきて、正直かなり衝撃でした。
「この人、しばらく手伝ってもらえないかな…」
そう思って相談してみたところ、ちょうど相手も自分の事業撤退を考えていたタイミングだったようで、しばらくうちを手伝ってもらえることになりました。
そこから、世界が一変し始めた
たった一人増えただけで、ここまで変わるのか。
この2か月で感じたのは、それです。
まず大きいのは、“話し相手がいる”こと。
今まで一人で抱えていた判断や迷いを、言語化して共有できる場ができたことで、気持ちの面でも仕事の充実感がまるで違いました。
さらに、相手も経営経験があるので、単なる作業スタッフではなく、
別角度で判断ができる相棒が増えた感覚に近いです。
結果として、職場環境や仕事の進め方が目に見えて整っていきました。
教える側のモチベーションが上がる、という発見
相手は車業界に関しては“完全に無知”からのスタートでした。
でも好奇心が強くて吸収が早い。驚くほどのスピードで覚えていきます。
その姿を見ていると、教える側の僕も不思議とモチベーションが上がるんですよね。
一人の時は、淡々と「やらなきゃ」で回していた仕事が、
“一緒に伸ばしていく”仕事に変わった感覚があります。