2025年12月は、今年のまとめを意識しながらも、新しい年につながる制作案件にしっかり取り組んだ1か月でした。特に印象的だったのは、某保険会社さまに関わる二つのプロジェクトです。ひとつはWEBサイト制作に向けた準備と打ち合わせ、もうひとつは制度案内のチラシ制作でした。
WEBサイト制作では、まず全体像を共有するためのサイトマップ作成が中心となりました。ヒアリングを通して、会社として伝えたいメッセージと、利用者が知りたい情報とのバランスをどう取るかが重要なポイントに。ページ構成や導線、将来的な拡張性などを検討しながら、担当者さまと意見をすり合わせていきました。単にページを並べるだけではなく、「誰に何を届けるサイトにするのか」を改めて整理できた、有意義な打ち合わせとなりました。
一方で、制度のチラシ制作では、紙媒体ならではの情報量と見やすさの両立が課題でした。複数ある制度をわかりやすく比較しつつ、安心感と信頼感が伝わるよう、レイアウトやトーンを丁寧に調整。写真や余白の使い方、言葉のやわらかさにも気を配りながら、読み手に寄り添うデザインを目指しました。
振り返ってみると、どちらの案件も「伝え方」を深く考える時間となりました。デザインや構成は手段であり、根底には必ず「相手に届けたい思い」があります。12月はその原点を再確認できた月でもありました。来年も一つひとつの制作に向き合いながら、より良い表現を探していきたいと思います。