⚪︎月初は植田日銀総裁の利上げ示唆の発言や、トランプの次期FRB議長決定などの発言でドル売りとなり、156円台から154円台に下落。しかし、新規失業保険申請件数が減少したことで米労働市場の底堅さが意識されドル下げ渋り。
⚪︎第2周は週初に国内GDPの下方修正や地震報道など受けて円売りが再開、ドル/円は156円台まで上昇。その後は植田総裁のタカ派発言などもあり下押しし、方向感の無いレンジ相場となる。
⚪︎19日の日銀政策決定会合で25bpの利上げ決定するも、マーケット織り込み済みで大きく動かず。しかし、その後の植田総裁の記者会見で、中立金利の下限に関する質問に明確な回答が無かったことから円売りが進み、円独歩安となる。ドル/円は2円以上急伸し、クロス円も全面高。当方も円売りで参戦し、大きな利益となる。
⚪︎翌週は財務相から「為替介入はフリーハンド」などの強い発言が飛び出し、介入警戒感からドル/円は下落。
⚪︎金融市場では高市政権のリフレ的経済運営に対して、足元を見透かす動きが円売りで対応。円安、債券安という「日本売り」の様相を呈している。当方も大きく利益を乗せた。