俳優の三浦春馬が逝ったことはショックだった。
なぜなら、彼が出演していたNHKの「世界はほしいモノにあふれている」が好きで、よく観ていたからである。
だから、親しみを感じていただけにショックであり、残念だった。
R.I.P.
さて、世界はほしいモノにあふれているが、街は黒いナンバーにあふれている。
配達業を始める前は、黒いナンバーをつけた車なんて存在すら知らなかったし、目にした記憶もないのだが、今や、街へ出れば視界に入っていない瞬間はないというくらい目にする。
今も走っていった。
同業者が増えていることを実感する。
この仕事を始める時、「荷物はなくならないから、配達業は安定だ」という言葉をよく耳にした。
たしかに荷物はなくならないけど、このままドライバーが増え続けたら、、荷物はなくなるか?!
労働単価は下がるだろう。
次に、配達のクオリティやサービス向上とともに、差別化が始まるかもしれない。
その先には新たな配達システムの登場が待っているかもしれず、やはり、どの仕事も目まぐるしい変化を避けられず、安定などないのかもしれない。
同時に、ドライバーが増えれば、ドライバーへのサービスにもニーズが生まれるかもしれない。
例えば、程度がよく、手頃な価格の軽バンを専門に扱う車屋さん。
日頃のメンテはもちろん、黒ナンバーの取得までやってくれる。
または、黒ナンバーの任意保険を即日に加入できる自動車保険の代理店などなど、他にもあったらいいサービスが見つかるかもしれない。
世界にあふれる魅力的なモノを紹介してくれる番組は終わってしまったが、街にあふれる黒ナンバーが、ドライバーにとっても荷物を待つお客様にとっても、魅力的な仕事として持続することを祈りながら、今日もお届けをしている。