・過度なドライヤーの使用やヘアアイロンなどの熱によるダメージ
上述したように、髪の毛は「ケラチン」というタンパク質の一種が主な成分です。そのため、ドライヤーやヘアアイロンなどの熱が過度にかかると、ダメージヘアの原因となります。
ドライヤーの場合、適切に使っていれば髪の毛に当たる部分の温度は70℃程度となるため、実はそこまで深刻なダメージの原因とはなりません。ただし、ドライヤーを髪の毛に近づけすぎたり同じ部分にずっとドライヤーの温風を当て続けたりしていると、ダメージヘアの原因となってしまいます。また、髪の毛を完璧に乾かそうとするあまり、オーバードライ(乾かし過ぎ)の状態になると髪の毛にダメージを与えてしまいます。
一方、ヘアアイロンは高温のアイロンで髪の毛を挟み、カールを作ったりクセを伸ばしてストレートにしたりするものです。このようなヘアアイロンは、100℃程度から高温のものになると200℃近い温度にまで設定できるものがあります。高温のアイロンで髪の毛を直接挟んだり引っ張ったりすると、髪の毛が熱変性してしまいダメージヘアの原因となります。