脳卒中機能評価法(Stroke Impairment Assessment Set:SIAS)は、脳卒中により引き起こされる身体機能への影響の程度を
定量的に測定するための評価です。
その特徴は感覚機能、体幹機能、言語機能といった様々な機能面を含む幅広い領域についての評価が出来るため、脳卒中が引き起こす影響が単一の機能に留まらないという事を反映しており、これらの複数の影響を全体的に評価できることが特徴です。
また手軽さと速さに特徴があります。約10分という短い時間で評価が可能なため、リハビリテーションの進行に伴う機能改善や障害の変化を追跡し、定期的に評価することができます。また専門的な器具を必要とせず、患者のベッドサイドでの実施が可能なため、常に患者の健康状態を把握し、状態の変化を迅速に追跡する事ができるのも特徴です。
実施としては具体的には運動機能、筋緊張、感覚、関節の可動範囲、痛み、体幹の機能、視覚空間認識、言語機能、非麻痺側の機能といった9つの主要な機能領域について、それぞれ評価します。これらは、合計22の評価項目に分かれており、各項目は0から3または0から5の範囲で点数化されます。ここでの高得点は軽度の障害を意味し、低得点は重度の障害を示します。
訪問の現場でも短時間で評価できるSIASを用いる事が私は多く、非常に評価ツールとして重宝しています。