ここ最近、Gmail(Googleのメールサービス)に大きな仕様変更の動きが出てきています。特に2025年末〜2026年初頭にかけてのアップデートは、ユーザーの利便性と長年の要望に応える内容が中心となっています。今回はその主要な変更点をわかりやすくまとめて解説します。
📌 1. Gmailのメールアドレスを変更できるように
長年、Gmailアカウントの「@gmail.com」メールアドレスは一度設定すると変更できないのが常識でした。しかし、2025年末にGoogleが新機能を順次ロールアウト開始したことで状況が大きく変わります。
✅ 何が変わる?
Gmailの「@gmail.com」メールアドレスを別のアドレスへ変更可能になる。
変更前のアドレスは自動でエイリアス(別名)として残り、メール受信やサインインに引き続き使える。
データ(メール、写真、Driveファイルなど)は一切消えずそのまま維持される。
🛠 利用ルール
アドレス変更は12か月に1回まで可能。
最大で**3回まで(合計4つのアドレス)**変更できるという制限あり。
旧アドレスでもサインイン・受信・送信が可能。
この仕様はまだ一部ユーザーに対して順次提供されている段階で、全世界でいつ正式リリースされるかは未発表です。
この変更は、例えば昔の中学生時代に作った“恥ずかしいメールアドレス”を大人になっても使い続けていた人にとっては、本当に助かるアップデートです。
📌 2. 2026年1月に「外部メール取り込み機能(POP)」が廃止に
もう一つ大きな変更点が、外部メールアドレスをGmailで受信する際の仕組みに関する仕様変更です。
🛑 廃止される機能
Gmailのブラウザ版で他社メールをPOP方式で受信する機能が、2026年1月以降に廃止予定。
いわゆる「Gmailify」などの外部メール統合機能も終了対象となる可能性あり。
📍 影響を受ける人
GmailのWeb版でPOPを使って他のメールサービス(独自ドメインなど)を受信している人。
💡 代替策
Gmailアプリ(スマホ)でIMAP方式を使う設定にすれば引き続き外部メールを受信可能。
または、Thunderbird や Outlook などのメールクライアントアプリに切り替える方法もあります。
📌 まとめ:変わるGmail、変わらないもの
今回の仕様変更は大きく分けて、
メールアドレス自体を変更できる機能の追加
外部メールのPOP受信機能の廃止
という2つのトピックが中心です。
前者はユーザーの利便性を大きく上げる可能性のある改革で、後者は少し注意が必要な廃止・移行対応となります。
いずれの変更も2026年1月以降の大きな節目として意識しておくとよいでしょう。
Gmailは私たちのデジタル生活の基盤とも言える存在なので、こうした仕様変更には早めに対応しておくことをおすすめします。