一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

プログラムを書く上で、論理的思考のみで書こうとすると良いものがかけない。

論理的思考はある箇所では役立つが、全体的に有機的なものを最適に作ることは出来ない。

そこで発揮させる必要があるのが、アーティスト的センスだ。
有機的に動作するものを作ろうとする場合は、アーティストになる必要がある。

■論理的思考
・部分的
・一部の未来の推測に使う
・現時点で目に見えない部分の推測に使う
・設計方針の統一化に使う
・矛盾点を洗い出すのに使う
・時間がかかる
・緻密に出来る

というところか。

一方、

■アーティスト的センス
・全体的
・美しさを出すのに使う
・作業が早い
・ある程度粗が残る
・修練を詰めばより正確になっていく
・おかしなところを違和感としてキャッチ出来る
・経験が土台になる

という特徴があると感じる。

そう、アーティスト的センスのみで書くと、どうしても「粗が残る」のは仕方が無い。
修練を積むとそれは少なくなってくるのだが。

ということで、良いプログラムを書くためには上記両方が必要だ。

ただ、最初の構築時はアーティスト的センスの比重が大きく、運用時のバグ潰し等になると論理的思考がより求められるようになる。

どちらが良い悪いではなく、プログラミングをする上での両輪となるスキルとセンスだ。

だいたい人はどちらかに偏っているので、足りない方を補う意識をした方が良いだろう。

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今成 匡志

IT業界20年、その中でフリーランスSEは10年になる40代エンジニアです。 新卒と35歳のときにリストラに会った氷河期世代でもあります。 個人的に最も興味あるのは、技術メインではなく「仕事が出来て稼げるSEはどのような性質があるか?」という点です。 もちろん技術そのものにも興味がありますし、技術がどのように世の中に使われているか?ということにも興味があります。 上に挙げたような切り口から記事を書いていきたいと思います。

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