初めまして。
現在怪我でリハビリ中のサッカー選手です。
復帰にむけたリハビリとサッカー選手をできるだけ長く続けるためのダブルワークに挑戦中です。
サッカー以外で日々感じてることをありのままに、そして誰にも気を使わずに書いていきたいと思います。
今回は、最近宗教について勉強していて、昔から興味のあった『ユダヤ教』についての本を読んですごく面白かったので、それについて書きたいと思います。
僕を知る人たちが聞けば、嫌なことがありすぎて怪しい宗教にでも入信したのか、と思われるかもしれません。
なぜ宗教について勉強したかというと、私は今まで海外で少しの間暮らしたことがあったのですが、その時自分自身、宗教に関する知識があまりにもないことに気づいたからです。
そして日本に帰国してからも、また世界に出た時にそれについての知識をしっかり持った上でまた海外にいきたいと思い、それから宗教と元々好きだった世界史について勉強しています。
日本では宗教に対して、少し得体のしれない怖さを感じてる人が多いと感じます。
僕自身もそう感じていたし、あまり宗教というものに触れたことがありませんでした。
しかしその怖さは知らないことに対する怖さであり、怖がるのであればしっかり勉強した上で怖がるべきだと考えました。
そして、なぜユダヤ教なのかと言うと、民族別知能指数では世界でもっとも高く、一説にはノーベル賞の22%、チェスの世界チャンピオンの54%がユダヤ人であり、世界の全人口の0.25%しかいないユダヤ人から、映画監督のスティーヴン・スピルバーグ、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグやGoogleのラリー・ペイジなどの偉大な人物が生まれることに興味があったからです。
ヒトラーの時代にユダヤ人が大量虐殺されたように、それ以前からユダヤの歴史は迫害と常に隣り合わせで歩んできました。
その中で常に危険を察知し、次に何が起こるかを考え、困難を切り抜け、生き抜いてこられたのはヘブライ聖書とタルムードという議論集に決断のアドバイスを求めてきたかららしいです。
タルムードはヘブライ語で『学習』『研究』などに当たる言葉で、ユダヤの母親は子供が幼い頃からその教えにまつわる説話を語って聞かせるのです。
その教えの中の一つに『ノーペイン・ノーゲイン』ー犠牲なくして成功なしーという話があります。
『ノーペイン・ノーゲイン』という言葉が何かを得るためには必ず何かを失わなくてはいけない、という意味であることは以前から知っていましたが、この本では『得そうになってから捨てるのではなく、まず何かを捨てなくてはいけない』という細かいところまで記述されてあって、とても共感しました。
詳しく書くと、とんでもなく長くなるのと、毒を吐きすぎて止まらなそうなので今回は割愛しますが、自分自身、この数年本当に辛い経験が続いたり、たくさんのモノを失いました。
しかしその経験を通じ、たくさんのモノを失ったからこそ、最近になってようやく自分は人生において何がしたいのか、今何をしているのか、そしてどういう人間になりたいのかが少し見えてきたと感じています。
失ったモノの数や大きさに囚われずに、前に進むことができました。
それは僕自身が意図して失い、そして得たものではありませんが、結果として順風満帆に人生が進んでいれば今の自分にはなれていないと感じています。
また、それほどの大きい挫折や経験だったからこそ、気付き、何をするべきかを行動に移し、今現在それを継続できてるのかなとも思います。
だからこそ、この先も大変な挫折や困難があったときには、何かを変えるチャンスだと思い果敢に立ち向かいたいと思います。