今回はFCビジネスに潜む問題についです。FC本部側が多くのノウハウや情報を保有するのに対し、加盟店側が保有する情報はごく僅かであり、偏りが生じます。相対する二者間で保有したりアクセスできたりする情報に大きな格差があることを情報の非対称性といいます。情報の非対称性のあるところでは、情報を保有している側(本部)が圧倒的に優位に立つため、知らず知らずのうちに保有していない側(加盟店)に不利な条件を押し付けてしまう場合があります。あるいは、加盟店が本部に過度に依存する関係が生じたりします。そこに悪意が働けば、本部が加盟店を騙すこともできてしまいます。希望を抱いて事業を始めたのにいっこうに利益が上がらず、加盟者が話が違うといって本部を訴えた話を耳にすることもあります。悪意の有無はケースによって違うでしょうが、情報の非対称性はこうした不幸を生む主因の一つといえます。