一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

個人事業主にとって、毎年必ず向き合う必要があるのが「確定申告」です。
毎年経験していても、ちょっとした勘違いや準備不足によって、余計な税金や手間が発生してしまうことは少なくありません。

この記事では、個人事業主が確定申告を行う際に、特に注意しておきたいポイントを分かりやすく解説します。

 

1. 申告期限を必ず守る

確定申告の期限は、原則として 毎年3月15日まで です。
期限を過ぎてしまうと、延滞税や無申告加算税などのペナルティが発生する可能性があります。

💡 ポイント
「まだ大丈夫」と思っていると、直前で一気に負担が増えます。
理想は、2月中に書類を揃え、申告内容をほぼ完成させておくことです。

 

2. 経費の計上ミスに注意する

確定申告でよくあるミスの一つが、経費の扱いです。
経費として認められるのは、事業に直接関係する支出のみ です。

特に注意が必要なのは、プライベートと事業が混在しやすい支出です。

      • スマートフォン代・通信費

      • 自宅兼事務所の家賃・光熱費

      • 車両費・ガソリン代

これらは、事業で使用している割合(家事按分) を明確にしたうえで計上する必要があります。

3. 帳簿・領収書は日頃から整理する

確定申告直前に慌ててしまう最大の原因は、帳簿や領収書の未整理です。

おすすめの管理方法は以下の通りです。

      • 領収書は月ごとに分けて保管

      • 帳簿入力は月に1回以上

      • データはフォルダ分けして管理

「まとめてやる」のではなく、こまめに処理する習慣を作ることで、確定申告の負担は大きく軽減されます。

 

4. 青色申告の要件を満たしているか確認する

青色申告には、次のような大きなメリットがあります。

      • 最大65万円の特別控除

      • 赤字の繰越

      • 家族への給与を経費にできる

ただし、これらの特典は
正しい帳簿付けと必要書類の提出 ができていないと受けられません。

⚠️ 注意
「青色申告にしている=自動的に控除が受けられる」
というわけではありません。要件を毎年確認しましょう。

5. 分からないことは早めに相談する

税金や申告のルールは、毎年のように変更されます。
自己判断で進めてしまい、後から修正が必要になるケースも少なくありません。

以下のような相談先を、早めに活用しましょう。

      • 税務署の相談窓口

      • 商工会・商工会議所

      • 税理士へのスポット相談

「分からない=放置」ではなく、
「分からない=早めに聞く」 が安心につながります。

まとめ

確定申告は、一年分の事業活動を振り返り、整理する大切な作業です。

      • 申告期限を守る

      • 経費を正しく計上する

      • 日頃から帳簿を整理する

      • 制度の要件を理解する

      • 迷ったら相談する

この5つを意識するだけで、確定申告はぐっと楽になります。
余裕を持って準備し、安心して申告を終えましょう。

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井戸 隆一郎

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