ネットで自作クーラーなどで調べてみると、クーラーボックスと保冷剤を使った簡単なクーラーの製作例がたくさん出てきます。
今年も酷暑というワードが使われるほど無茶苦茶暑かったので、一体何番煎じなのかわかりませんが、この簡易クーラーを試しに作ってみました。
材料はクーラーボックス、保冷剤3つ、送風機、アルミホイルです。送風機以外は100均でそろえています。
作るといっても、基本的には発泡スチロールのクーラーボックスに吸気口と送風口の穴をあけるだけです。道具はカッターナイフ1本あれば大丈夫です。
まずは吸気口となる穴をあけます。吸気口から冷気が漏れないようにするため、私は蓋の部分にしました。送風機のふちをペンでなぞりながら線を描き、それに合わせてカッターで切っていきます。送風機をうまくはめ込めるよう、線よりも少し内側を切って微調整すると上手くいきます。
次に送風口をあけます。当初はどのように穴をあければよいかわからなかったので、とりあえず横長に3つあけました。個人的には、結露による水が漏れない程度の高さに穴をあけること、吸い込んだ空気をスムーズに吐き出せるよう、ある程度大きめor多めに穴をあけるのがよいかと思います。
吸気口と送風口を開けるだけで完成ですが、もうひと手間としてアルミホイルを内部に敷き詰めました。
製作時間はだいたい20分程度でした。
実際に使ってみると、室温ー5~8℃くらいの、それなりに冷えた風が出てきます。
クーラーボックスが小さい&100均の安価な保冷剤のため、2時間もすればぬるくなってしまいますが、ちょっと手足の先を涼しくしたいときにいい感じです。
使う際のコツは保冷材の入れ方にあるようです。保冷剤を入れすぎず、クーラーボックス内の空気の流れを意識して配置するようにしましょう。むやみに詰め込むと送風口からの風が大きく弱まってしまいます。
当然室温が下がることはなく、これ1つで夏をしのぐことはできませんが、エアコンの補助として使うには割と便利な代物になるかと思います。製作も容易ですので、夏の工作ネタとしてもおすすめです。