一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

③ 実は「物理距離」ではない

重要ポイント:

「一番近い」は
物理距離ではなく

👉 ネットワーク的に最短(ASパスが短い、レイテンシが低い)

例えば:

  • 東京から大阪の方が物理的には近い

  • でもISPの経路の都合でシンガポール経由の方が速い

なら、
シンガポールPoPに飛ぶこともある。


④ DNSとAnycastの役割分担

実際は2段階で最適化される:

ステップ1:DNSレベル

CloudFrontのDNSが
ユーザーのリゾルバIPを見て
「だいたいこの地域」と判断

ステップ2:ネットワークレベル

Anycast + BGPで
最終的なPoPに到達


⑤ だから起きる現象

● なぜ同じ日本でもPoPが違う?

→ ISPが違うとBGP経路が違うから


● なぜトレーサウトすると海外行く?

→ そのISPのピアリング構成次第


● なぜDNSキャッシュが変わるとPoP変わる?

→ 利用してるDNSリゾルバの場所が違うから
(例:8.8.8.8使うと海外寄りになる場合もある)

⑥ 実際の流れ(完全版)

ユーザー

ローカルDNS

CloudFront DNS(地理判断)

Anycast IP 取得

BGPにより最適PoPへ

Edge Location

⑦ Global Acceleratorとの違い

よく混同されるけど:

項目 CloudFront Global Accelerator
主用途 CDN L4ロードバランス
ルーティング DNS + Anycast Anycastのみ
プロトコル HTTP/HTTPS中心 TCP/UDP

CloudFrontは
「HTTP最適化 + キャッシュ」が主目的。


まとめ(内部的に言うと)

CloudFrontは:

  • 世界中で同じIPを広告(Anycast)

  • BGPが最短経路を決定

  • DNSが事前に地域最適化

  • ネットワーク層で最終決定

つまり、

👉 AWSがユーザーの代わりに
グローバルルーティングを最適化してくれている

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小久保 暁人

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