一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • 怪我を防ぐために本当に大切なこと

■怪我を防ぐために本当に大切なこと

怪我予防に大切なことは「体を知ること」から始まり、ウォーミングアップ、体幹の安定性、疲労管理、そして食事と睡眠までお伝えしてきました。どれも特別な技術ではありません。しかし現場で強く感じるのは、怪我をしにくい人ほど“当たり前のこと”を丁寧に続けているという事実です。

怪我は突然起きるように見えて、その多くは小さな積み重ねの結果です。ウォーミングアップを省略する日が続く。疲れているのに無理をする。食事を抜く。睡眠を削る。こうした小さな選択が、ある日ひとつの怪我として表に出てきます。

逆に言えば、予防もまた小さな積み重ねです。運動前に5分でも体を整える。疲れを感じたら強度を調整する。しっかり食べて、しっかり寝る。特別な器具や難しい理論がなくても、これだけで体は確実に変わっていきます。

怪我予防で大切なのは「完璧を目指すこと」ではありません。毎日100点を取る必要はないのです。大切なのは、ゼロにしないこと。忙しい日でも少しだけ体を動かす、ストレッチをひとつだけ行う、睡眠時間を30分確保する。その積み重ねが、1年後、5年後の体を守ります。

スポーツでも日常生活でも、目標は「一度も怪我をしないこと」ではなく、長く動き続けられることだと私は考えています。体は消耗品ではありません。手をかければ、きちんと応えてくれます。

このシリーズが、皆さん自身の体と向き合うきっかけになれば幸いです。怪我予防は特別な才能ではなく、日々の選択の積み重ね。その積み重ねが、これからの人生の活動量を決めていきます。

さて、今日の運動前。ウォーミングアップをしますか、それとも省略しますか?
その小さな選択が、未来の体をつくっています。

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岡林 努

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