一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • 国内テレワーク実施率の推移と現状(2025年・2026年時点調査データ)

国内テレワーク実施率の推移と現状(2025年・2026年時点調査データ)

総務省が2025年5月に発表した「令和6年通信利用動向調査」および国土交通省の「令和6年度(2024年度)テレワーク人口実態調査」の結果を参照すると、日本国内におけるテレワークの普及状況は、新型コロナウイルス感染症の5類移行後、一定の水準で定着しつつも、緩やかな減少および横ばいの傾向を示している。
総務省の調査(※1)によれば、2024年時点での企業におけるテレワーク導入率は47.3%となっており、前年の50.0%(令和5年版情報通信白書)と比較して微減した。一方、個人の実施経験については、過去1年間にテレワークを行ったことがあると回答した割合は28.2%で、前年より微増している。民間機関の調査(パーソル総合研究所、2025年8月発表)(※2)では、2025年7月時点の正社員のテレワーク実施率は22.5%であり、前年同期の22.6%からほぼ横ばいで推移していることが示された。
地域別の差異も顕著であり、国土交通省の最新データ(2026年2月公表)(※3)によると、全国平均の雇用型テレワーカー比率が約24.6%であるのに対し、首都圏では37.5%と高い水準を維持している。また、実施頻度については「週1〜4日」のハイブリッドワークが主流となっており、利用者の約6割が今後も継続を希望している。
これらの統計事実は、テレワークが一時的な緊急避難的措置から、業種や地域に応じた選択的な働き方として日本の労働環境に組み込まれた現状を客観的に示す指標となっている。

※1: https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/data/250530_1.pdf
※2: https://rc.persol-group.co.jp/news/release-20250827-1000-1/
※3: https://sr-aoki.or.jp/telework-trend/

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