2024年4月からトラックドライバーにも時間外労働の上限規制が適用されています。
具体的には、年間の時間外労働の上限が原則960時間(月平均80時間)に制限されました。
従来は長時間労働で成り立っていた輸送スケジュールが組めなくなり、1人当たりの輸送可能距離が減少します。
この結果、運べる荷物の総量が減り、配送遅延や人件費の上昇が懸念されています。
「2024年問題」と呼ばれるこの課題に対し、荷主企業も含めた輸送の効率化や、ドライバーの待遇改善が急務となっています。
トラックドライバーの平均年齢は50歳を超え、若手人材の確保が難しくなっています。
全産業の平均と比較しても高齢化が際立っており、今後10年ほどで多くのベテランドライバーが定年退職を迎えると見られています。
新規参入が減少している中で、退職者の増加が続けば、業界全体の人手不足がさらに深刻化します。
社会インフラである物流を維持するため、労働環境の改善や多様な人材(女性やシニア層)の活用が急務となっています。