ここ最近、AIによる動画生成や自動編集が一気に身近になり、
「編集スキルはもういらないのでは?」
という声もよく聞くようになってきました。
確かに、カット編集やテロップ生成、ノイズ除去といった作業は、
かなりの部分が自動化されつつあります。
以前なら時間をかけていた工程が、
今では数クリックで終わる場面も珍しくありません。
ただ、実際に触ってみると分かるのは、
「スキルが不要になった」というよりも、
「求められる内容が変わった」という感覚です。
たとえばAIは“それっぽい映像”を作るのは得意ですが、
「なぜそのカットなのか」「どこで間を取るのか」
といった意図までは読み取ってくれません。
結果として、全体の設計や構成力の重要性は
むしろ上がっているように感じます。
また、ツールが増えたことで「どれを使うか」「どこまで任せるか」を
判断する力も必要になってきました。
作業は軽くなっている一方で、
選択と設計の比重は確実に大きくなっています。
AIによって編集が簡単になるのは間違いありません。
ただそれは“誰でも同じものが作れる”方向にもつながるため、
最終的な差はやはり人の判断に残る。
編集スキルは減ったのではなく、
より抽象度の高い領域へシフトしている、そんな印象です。
