「借刀殺人」
「しゃくとうさつじん」と読みます。
「刀を借りて人を殺す」
「かたなをかりてひとをころす」と読みます。
言葉の通りではありますが簡単に説明します。
これは一言で言えば、
「人の褌で相撲を取る」といった考え方です。
自分は直接手を下さず、
第三者を使ってターゲットに働きかける手法です。
さらに極端な形になると、
自分は何もせず相手同士を利用して
結果的に敵を崩壊させることもできます。
まさに「借刀殺人」です。
身近な例で言うとドラマでもよく見られます。
たとえば「半沢直樹」では主人公側も敵側も、
このような手法をたびたび使っています。
いわば借刀殺人の応酬とも言える展開です。
特に他者の力や立場を利用して成果を上げる場面は、
まさにこの戦略そのものです。
「部下の手柄は上司の手柄」といった構図も、
見方によっては借刀殺人の一種と言えるでしょう。
歴史上でも似たような事例があります。
ある独裁者が自国の有能な将軍を排除するために、
その将軍が敵国と通じているという偽情報を流しました。
その情報を信じた側が将軍と関係者を処罰し、
結果として独裁者は自ら手を汚さずに
目障りな存在を排除することに成功しました。
敵の手を使って問題を解決する
非常に強力ですが同時に恐ろしい策略でもあります。
ビジネスでのポイント:
自ら動くだけでなく第三者の力や構造を活用することでより少ないリスクで目的を達成できる。
次回は 第一部 勝戦之計 第四計「以逸待労」です。