梅雨入りが例年より遅れて、じりじりと焼けるような日差しが続く。
AIの世界では、今月、ついにAppleが「Apple Intelligence」を発表した。
これまでAI競争から一歩引いているように見えたAppleが、iPhoneやMacのOS深部にAIを統合すると宣言。
「AIを使う」ためにアプリを開くのではなく、メールを書く、写真を消す、通知をまとめるといった日常の動作すべてにAIが寄り添う未来を提示した。
OpenAIとの提携も発表され、SiriがChatGPTの知性を借りて、より賢く、より人間味のある応答をするようになる。
画像生成の分野では、Stable Diffusion 3 Mediumがついに一般公開された。
これまでのモデルよりも「プロンプトへの忠実さ」が格段に上がり、複雑な構図やポスターのような文字入り画像も、驚くほど綺麗に生成できるようになった。
Googleも「Gemini 1.5 Flash」を広く開放し、高速で安価、かつ膨大な情報を扱えるAIが、開発者たちの手によって新しいサービスへと形を変え始めている。
AIが「特別な魔法」であることをやめて、スマホのバッテリーや電波と同じような、「あって当たり前のインフラ」へと急速に溶け込んでいくのを感じる。
そのうち、AIを意識して使うこと自体がなくなり、デバイスが自分の意図を先回りして、すべてを整えてくれるのが標準になっているのかもしれない。