世間を一番騒がせたのは、間違いなくワールド・ベースボール・クラシック(WBC)だ。
2連覇を信じて疑わなかった日本代表。大谷翔平選手が初戦の台湾戦で特大の満塁ホームランを放ち、快進撃が続くかと思われた。
けれど、準々決勝のベネズエラ戦。まさかの逆転負け。
マイアミの夜空の下で、初めて4強入りを逃した侍ジャパンの姿に、日本中が声を失った。最強の布陣でも勝てないことがある。勝負の世界の厳しさを突きつけられた、ほろ苦い春の記憶。
AIの世界では今月、ついに日本政府が「自分たちのAI」を本格始動させた。
デジタル庁が推進するガバメントAI、その名も「源内(Gennai)」。
平賀源内にちなんだその国産AIが、ついに霞が関の全府省庁で導入され始めた。
これまで海外勢に頼りきりだった行政の知性が、ようやく日本の文脈や制度を深く理解した「国産の脳」を持ち始めた瞬間だ。
民間でも、Yahoo! JAPANアプリが「AIピックアップ」を開始したり、
GoogleがChatGPTやClaudeから「チャット履歴をそのまま引っ越しできるツール」を出したりと、
AIの乗り換えがスマホの機種変と同じくらい手軽になった。
そして、クリエイターにとって大きな転換点となったのは、アメリカの最高裁による「AI作品に著作権は認められない」という最終決定だ。
「どれほど精巧でも、人間が作らなければ著作物ではない」という一線が明確に引かれたことで、
AIをどう「自分の筆」として使い、どこまで人間が関与するかが、
法的な「価値」を決める極めて重要なポイントになった。
1年前の3月、私たちは「GPT-4.5」の凄さに震えていた。
でも今は、AIが「政府の公文書を書き、他社のAIから記憶を引き継ぎ、
そして著作権の壁に直面しながらも、私たちの日常に溶け込んでいる」のが、
WBCの敗戦の悔しさとともに刻まれた、2026年の現実。
進化は止まらない。OpenAIが年末までに人員を8,000人規模に倍増させるというニュースもあり、
この知性の爆発がどこまで続くのか、もはや誰にも予測できない。というか予測する人はいるけど、みんな無責任なことばっかいってるからなぁ・・・